街にひそむ無用の事物(=芸術の位相)を暴き出してしまった「トマソン観測センター」(創立約35周年!)が、精神障害や生きづらさを抱えた当事者の活動拠点・「べてぶくろ」主宰の講座にワークショップ講師として参加します。事物と人間内部の無意識を探索、共に生きる両組織がジョイントした歴史的快挙です。

文京狭小純粋階段 撮影:鈴木剛
昨年べてぶくろより「何かまち歩きの…」と講座を依頼された時、瞬時にしてトマソン観測センターの方々の顔が浮かびました。打ち合わせを続け、本日だいたいこれでいいのではないかというタイムテーブルを組み上げました。
実施当日は、トマソン観測センター、中谷礼仁研究室、トマソン的視点を身につけたべてぶくろスタッフが参加者の方と街に出てトマソン物件の発見、そして設営会場にて品評会やディスカッションを行います。発見があるように無理せずゆっくりと時間を組む予定です。生きづらさを抱えた人もトマソンやべてぶくろ(浦河べてるの家)に興味を持っていたプロフェッショナル、芸術家の方もぜひご参加ください。
基本情報はリンク先をご確認の上、フォームにて申し込みください。30から40名ほどの催行人数にする予定です。http://www.bethelbukuro.jp/?p=1220
真剣に当日プログラムを検討する講師の顔ぶれ(左より向谷地愛(べてぶくろ)、煙突に乗られたあの飯村昭彦(トマソン観測センター)、中谷、鈴木剛(同観測センター現会長)
三者合意に達した時の記念写真です(撮影はべてぶくろ)。有料で人数に限りがあります。1日を使った長いセッションです。もうないだろう今回の企画、ご参加の上、是非みなさんで深い理解に達したいと思います。