一年の計は元旦にあり


一年の計は元旦にあり
一年之計在春
New Year’s Day is the key to the year.
皆様のご多幸を祈念いたします。I wish you a happy new year.

“A year is surely valid-it contains the round of the seasons. Many sorts of work fit into its span. The human frame ages perceptibly in a year, and forward plans in any detail are put forth year by year.
…The decade is only a decimal position in the century. Both the decade and the century are arbitrary intervals rather than working durations.”

George Kubler, from section’Periods and their lengths.’ 1962

「季節がめぐる1年、その単位は確かなものである。人の活動の多くはこの時間によりそっている。1年で人は目に見えて年をとり、計画の詳細も年ごとに決められていく。
…10年は計画するには長すぎ、十分な記録を残すには短すぎる。10年は、1世紀を10進法で区切ったものに過ぎない。10年も1世紀も、実際の活動期間を表しているのではなく、恣意的に切り取られた間隔である。」

ジョージ・クブラー, 1962

;)

〜ジョージ・クブラーは著作『時のかたち』*(近刊予定)の中で、事物のかたち自体に変わりゆくリズムがそなわっていることを提言しています。それはモノの作り手であるヒトとも関係づけられたものです。様々な「時のかたち」が錯綜する昨今ですが、クブラーの言葉から事物のリズムをいくつか紹介し、年始の挨拶とさせていただきます。一年の計が元旦にあることはゆるがなさそうです。〜

One year,
1年:
季節のめぐり

Indiction,
15年:
古代ローマの時間単位のひとつ:
人間の幼年期、思春期、青年期、壮年期、老年期を画期する時間単位:
うち後半60年が芸術的活動期

doubled 60-year durations,
対の60年(=120年):
技術革新における前半(形成期)と後半(組織的応用期):
紀元前510年を境としたギリシャの壺絵の革新期、
4から5世紀にかけてのマヤの彫刻、
12世紀ゴシックの発展期、
14世紀ルネッサンスの展開期、
1650年以降の日本の木版画、
19世紀のスカイスクレイパーの発展

Near three centuries,
およそ300年:
ひとつの文明社会でつくられた主要な形の持続期間

from ‘The indiction as module’, “The Shape of Time”

*”The Shape of Time: Remarks on the History of Things” by George Kubler, 1962

Style:

“Wave Cycle,” drawing by Ad Reinhardt, undated. Courtesy the Ad Reinhardt Foundation.

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rhenin について

中谷礼仁(なかたに のりひと)歴史工学、アーキオロジスト。早稲田大学建築史研究室所属、教授、千年村プロジェクト、日本生活学会、日本建築学会など。著書に『動く大地、住まいのかたち』、『セヴェラルネス+』など。
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