建築史教育をどのようにするかという、シンポジウムに参加しました。


2016年6月17日香港中文大学の建築学部のシンポジウムに参加しました。参加する三週間前ぐらいに突然、招聘のオファーがありました。呼んでくれたのは、Prof. Stanという方。今はオーストラリアにいるジュリアン・ウォラルさんの紹介だということでした。

建築史、あるいは一般史の授業はつまらないという印象が一般的です。もう巷に溢れかえっています。しかし私が高校生の頃出会った西洋史を教えてくれた先生が、毎回命をかけるかのような臨場感あふれる講義(それもずっとローマ!)をしてくれて(実際体が悪く、その後お亡くなりになってしまったと聞きました)、大学に入った時もなぜか建築史の先生の話が妙に面白くて、居場所をようやく大学で見つけられた感じがしました。

というわけで建築史教育をどのように生き生きとしたものにするかというシンポジウムには是非参加したいと思って、初めてきちんと香港を訪問いたしました。

参加した方々は東アジア系各国からという感じでした。

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当日のタイムテーブル

よく聞いてみると、香港、シンガポールなどでは教育専門、研究専門と別れていて、前者は本当に色々と客観的なシステムを構築していて驚きました。建築史専門の教育担当がいるなんて(彼らも個人的な研究はされておられるようです)。日本の現状だと両方なんとかやりくりするわけで、良いフィードバックもある反面、独善的にもなるという感じでしょうか。そういう意味で客観的な教育システムについてのディスカッションの存在は魅力的でした。

僕の方からは、大学で初めての建築史の授業となる西洋建築史の第一回目で必ず行う世界建築史ゲームと千年村でのワークショップを紹介しました。世界建築史ゲームは1999年の大阪市立大学での初教鞭以来、ずっとやっているものです。公式上は200名を越えた規模で、他の学科からの聴講もあり、他の発表にあった少人数での建築史教育カリキュラムとは大きく異なっていました。他の地域の人にも紹介できる機会は貴重だったのでプレゼンをさせていただきました。作品紹介を許可していただいた学生さんには感謝申し上げます。世界建築史ゲーム(The World Game of History of Architecture)のパートのみ公開してみます。(うまくいかなかったらすいません)

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rhenin について

中谷礼仁(なかたに のりひと)歴史工学、アーキオロジスト。早稲田大学建築史研究室所属、教授、千年村プロジェクト、日本生活学会、日本建築学会など。著書に『動く大地、住まいのかたち』、『セヴェラルネス+』など。
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