この二冊 アセテート版から世界へ


2003年8月27日、インドネシアのメダンでの高床住居の直し方のミニコミ発行から活動をはじめた編集出版組織体アセテート。以前にもお伝えさせていただいた通り、2014年8月27日をもってホームページ上での活動を停止いたします。

アセテート最後の本、acetate022 中村敏男『日記のなかの建築家たち』はただ今編集中です。こちらは少部数発行する予定です。著者が毎日綴っていた日記を底本とした近代建築黄金期の貴重な記録です。

また連続シリーズとして企画されました、アドルフ・ロース全著作集刊行は、幸いなことに、別書肆から精密なクオリティそのままに、継続して刊行されます。アセテート版第一著作集『虚空へ向けて』で徹底的にこだわった造本についても、そのエッセンスは引き継がれそうな希望が見えています。

さて、本来であれば真っ先に紹介すべき書籍が二冊ありました。この組織の目的通りに、私たちで作成させていただいたアセテート版としての書籍が他者に評価され、展開したケースです。

acetate011 黒田泰介著『ルッカ・一八三八年 古代ローマ円形闘技場遺構の再生』はイタリアでその後増補され出版されました。

acetate012 青井哲人著『彰化 一九〇六年 市区改正が都市を動かす』は、台湾で装いも新たに出版されました。

こんなうれしいことはありませんでした。以下に書影を示し、またそこから詳細な著者の方々による紹介ページへとリンクさせていただきます。

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現在庫があるアセテート書籍は以下のとおりです。

acetate002 中谷礼仁・中谷ゼミナール 『近世建築論集』(再版)

acetate003 長嶋康郎『ニコニコ通信』(電子ブックもあり)

acetate008 川合健二『川合健二マニュアル』(再版)

acetate012 青井哲人 『彰化一九〇六年 市区改正が都市を動かす』

acetate021 アドルフ・ロース 『虚空へ向けて アドルフ・ロース著作集1』

これらについては今後もご愛顧いただいていた書店様を通じて、在庫がつきるまで可能な限り入手可能なようにしてまいります。間違ってコレクター値段の地雷をふまないようお気をつけ下さい。アセテートの活動記録でもあるホームページは多少整理して公開をつづけます。

それでは、また、お金ができて、暇もできたら、好きなことを、身の丈でつづけていきたいと思っています。

どうぞ、また、今後とも宜しくお願いいたします。ちなみに個人的に一番好きなアセテート書籍はacetate001 Rumah Panggung, Perahu di Kota(『高床の家 都市の船』)です。サイトからダウンロード可能です。インドネシア語ですが日本語別冊もついています。

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rhenin について

中谷礼仁(なかたに のりひと)歴史工学、アーキオロジスト。早稲田大学建築史研究室所属、教授、千年村プロジェクト、日本生活学会、日本建築学会など。著書に『動く大地、住まいのかたち』、『セヴェラルネス+』など。
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