photpgraphers’ gallery press No. 11 防災学の長谷見雄二先生と対談しました


遅ればせながら…(本当によい特集なのですが、ご紹介が遅れました)

photpgraphers’ gallery press No. 11 特集:写真とカタストロフィ

画像

発売中です。内容を以下に引用。

contents
伊藤俊治 『大正十二年九月一日 關東地方 大震火災記念寫真帖』解題──“破局の時間”のモンタージュ
写真
『大正十二年九月一日 關東地方 大震火災記念寫真帖』
『昭和九年七月 新潟土木出張所管内 直轄工事被害状况寫真』
『熱海線丹那隧道工事寫真帖』
平倉圭 断層帯を貫通する──『熱海線丹那隧道工事寫真帖』
橋本一径  稲妻写真論
倉石信乃 ピクチャーへ──災厄写真考
長谷見雄二 × 中谷礼仁 対談 災害の“ウラ”を読む──東日本大震災と災害記録
豊島重之 Sigmund Freud/Symptomatic Future──フロイト、または、症候としての未来
岡村民夫 宮沢賢治と東北力
高橋しげみ 「港づくり」と「八戸づくり」──吉田初三郎の八戸市鳥瞰図から
久保仁志 高橋由一、〈似ている/似せる〉ことの論理──絵画を掘削せよ!
瀬戸正人 惜別 深瀬昌久──深瀬さん、向こう岸が見えますか?

私はこの雑誌の資料主義的な手つきに共感を覚えます。評論と切り離されているのもグッド。どちらも大事に読めます。当方は防災学の権威である長谷見雄二先生と今回の震災と今後の問題を語り(当方は自戒もこめて)、そして長谷見先生所蔵の明治、大正、昭和の悲劇後の各種写真帳についてご紹介いただきたいへん勉強になりました。芸術にも造詣深い長谷見先生との話は大変に示唆的です。かつ雑誌の編集担当の方の真摯な姿勢にも常に敬意を抱いています。永久保存版です。
追伸:このギャラリーを主宰されている北島敬三さんの写真集『KEIZO KITAJIMA USSR 1991』が発売されています。重厚な本で、説明の部分まできちっと作り込まれたすばらしい作業です。1991年の時期の色が注意深く残されて記録されていると思いました。またこのギャラリーに関連深い笹岡啓子さんの『FISHING』もよかった。釣り人と釣り場の関係についての地形的な洞察に満ちています。たまに釣り場が本当に魚を釣っているように感じます。
それとは別に二川幸夫さんの『日本の民家一九五五年〈普及版〉』のリプリントの作業もすばらしく、インド行き直前の日々の頭を飛ばしています。みんな、ごりごりとした違和感(もはや岩感というべき)があります。貴重です。
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rhenin について

中谷礼仁(なかたに のりひと)歴史工学、アーキオロジスト。早稲田大学建築史研究室所属、教授、千年村プロジェクト、日本生活学会、日本建築学会など。著書に『動く大地、住まいのかたち』、『セヴェラルネス+』など。
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