District C インド・ネパール旅行準備3 千年村の方法を当てはめてみる。- Long Architectural Journey along with edge of Plate Tectonics-


District Cとはインド・ネパール地域の当方用の分類。Dはイラン・トルコとなっている。いずれも一回でできる旅行地の範囲を定めたもので、30代の伊東忠太みたいに一流れでギリシャまでいくような無謀なことはしないのである。一回の地域を見終わると日本に帰ってまた準備勉強他、雑事をこなすことにしている。

インドのあとにはじめてネパール・カトマンズに行く予定である。基本的にフレキシブルな調査旅行なのだけれども、仮説を立てないと、現地の協力者に説明できない。というわけでネパールの地形と都市、村落の関係を見るのに、つらつらと策を練っていたら、千年村運動の環境班が提起していた水系による村落立地選定と評価とを当てはめてみると、うまく人に説明できる気がした。

たとえば付近に川が流れていない歴史的都市は皆無である。人間が水を必要とするし、交通の源流でもあるからである。そして水系は山から海岸までその地形の変化にあわせて様々なひとびとの集住のかたちづくることは、これまでにも日本でたくさん見てきた。あと、カトマンズはなんとなくインドに比べて日本に似ている感じがする(行ったことないけど)。

千年村調査地選定方法の水系論をカトマンズ盆地にあてはめると、結構いけそうな気がしてきた。Bagmati川を挟んで現首都のカトマンズの反対側に古代からつづく都市のパタンがあるし、その川を少し下ると中世の交易地となったバクタプルがある。そして川の合流地点のパナウティも古くからの都市で川沿いの生活も一見の価値があると判断した。やはり水は生存と交通に最も重要な基本インフラと思われる。

山の方は、ナガルコットが山稜での生活をみるのに良さげだし、早朝を出発すると稜線を伝いながらカトマンズまでトレッキングできそうでもある。完全な直角クロスではないが山稜軸と川軸の結節点がカトマンズという感じもする。しかしこれだけ豊富な地形ががんばれば歩ける距離に散在しているのだから、千年村研究で集中的に疾走した千葉県ぐらいすごい。計画立案に、最近ネパール行ってきた研究室の原さんに相談した。

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rhenin について

中谷礼仁(なかたに のりひと)歴史工学、早稲田大学建築史研究室所属、教授、日本荒れ地学会、日本生活学会、日本建築学会などなど。その正体はResercher of temporal architectural expression.
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