ボーパールのワークショップに参加した際の記録と論考が公刊されました。フォトグラファーズ ギャラリープレス No.10


Hi, all the participants. Our record is just publishing in Japan! I would like to send the beautiful magazine to  all of you. What is the best way to ship to you?

Norihito

20111月末から2週間、インドのボーパールで参加し、指導したワークショップが、ひょんな経緯で、日本でいまもっとも知的な写真雑誌フォトグラファーズギャラリープレスのNo.10に記録されました。ボーパールの「悲劇」に「訪問者」はどのようにコミットするのか。記録をまとめた上で、その時持参していった映画『ヒロシマ・モナムール』のプロットから、ボーパールと私たちとの関係を見つめています。

ボーパールの「悲劇」とは1984年にここで発生した農薬を造るための化学薬品を貯蔵していたタンクの爆発によって20000人弱が死亡したと言われているものです。その多くが工場周辺に住んでいたスラム住民であり、またその農薬は緑の革命のための欠かせぬものでありました。きわめて現在的な問題としてたち現れてくる場所です。参考

現地で制作した特設ウエブサイトはhttp://www.nakatani-seminar.org/bhopal/です。今回プレスに執筆した原稿は書き下ろしとなりますが、現地の2000枚以上の記録写真を編集側がセレクトしてくれました。

書誌情報 中谷礼仁「ヌヴェール/ヒロシマ/ボーパール」発行元photographers’ gallery ISBN978-4-903295-45-9 C0072 ¥2400

 

雑誌全体の内容もきわめて読み応えがあります(まだ全部読んでいないけど)。個人的には巻末の、1973年に岩手で催されたある写真展のガリ版刷り冊子の再録の生々しさに異様な感情を抱きました。ぜひご覧ください。

表紙写真は、なぜか今回の私たちのワークショップで学生が何気なく写した写真が使われています。汚染地区の自然下水が工場地帯に逆流して、その下水の養分から植物が育っている光景です。


広告

rhenin について

中谷礼仁(なかたに のりひと)歴史工学、早稲田大学建築史研究室所属、教授、日本荒れ地学会、日本生活学会、日本建築学会などなど。その正体はResercher of temporal architectural expression.
カテゴリー: Uncategorized パーマリンク